現パロ 土斎 新婚さん、甘々。 S×Bの続き。
―お、おまえ本当にそれ全部食べるのか…?
一の要望で今スイーツバイキングに来ているわけで…
「なぁ、一。それ全部食べるのか?」
「はい。歳さんも食べますか?もう一皿作って来ますよ?」
はぁ…どんだけ甘党なんだこいつは。
しかし一は席をたってもう一皿スイーツの山をつくって帰ってきた。
「はい。歳さんの分です。はじめスペシャルです。」
あまりにもひどいネーミングセンスについ笑ってしまった。
にこにこしながら、そのなんだ…はじめスペシャルを食べる一に暫し見惚れる。
「俺のも食べますか?いいですよ。」
といってスプーンに一口サイズのケーキをのせて俺の口に放り込んでくる。
あまりにも唐突な行動に俺は焦った。
「公共の場でこういうことするな!」
まぁ、こいつの場合天然なんだろうけどな。
悪気がないのは知っているがここはスイーツバイキング。
しかも周りは女だらけで男二人で入ってるってこと自体で目立ってるっていうのに…。
しかも互いにスプーンでスイーツを分け合ってたら…もう考えるのはよそう。
ここからは女の妄想の領域だ。
「す、すいません…。」
しょぼんとする。そんな態度をとられると怒るに怒れないではないか。
まぁ別に気持ち自体は嬉しかったんだけどな。
一の髪をくしゃくしゃにする。
「続きは家でな。」と言って
俺は一のはじめ…スペシャル?をスプーンですくって
食べた顔を紅くさせながら尚も微笑む。
「…はい。」
そういう所も大好きだ。
その後一は、はじめスペシャルを5山つくって全て完食した。
俺はというと一つ食べるのさえきつくて
食べられなかった分は一が「食べましょうか?」
とキラキラさせた目でみるので後は一に任せることにした。
甘いものを食べている時の一は普段より何倍も嬉しそうだった。
こんな表情を見れるならまた連れていってやろうと思った。
「また、来ような。」
と笑いかけると俺よりも何杯も輝いた笑顔で
「はい!では今度来るまでにニューはじめスペシャルを考案しておきますね!」
そんな言葉に苦笑しながら俺逹の家への帰路を二人手を繋いで歩いた。
――――――――――――はじめスペシャル(笑)
題名センスなーい。
一君ってさ。歳様には凄く甘える子だと思うのよね。
私はそんな一君が好きです。もちろん歳さまも!
続くんです。次はやっと当サイトでは初。
総司君らしい総司君が出てきます。平助もでてきたり…
一君と歳さんをからかいます。がんばれ、二人とも!
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