土斎 R18 学校→レストラン→ホテr(ry 閲覧注意! 先に前編をご覧下さい。




―愛している、一。只その一言に尽きる。


貴方を愛し続ける理由。《後編》


と恥ずかしそうに言う一。
ただ、優しく優しく抱き締める。
腕の間から覗く深碧の焔を瞳に宿した愛しい姿。
あまりにもかわいいので紫紺の猫っ毛を優しく解すように撫でてやる。
するするすると上から下へとかしていくと、擽ったそうに体をくねくねと曲げる。
急に、にこやかな顔が真剣な顔になった。
切り出しにくそうに 上目遣いで聞いてくる。
「歳三さん。聞きたい事があります。
母によると初めて゛寝る゛時は必ず聞かなきゃいけないことらしいです…。」
と言って一呼吸。
俺もその緊迫した空気に息を飲んだ。
「俺は歳三さんの事がこの世界の誰よりも大好きです。愛しています。
その気持ちはこれからも永遠に変わることはないでしょう。
歳三さんは俺の事が好きですか?愛していますか?
俺の事をこの先も見捨てずに愛し続けてくれますか?」
一の口から吐き出されたのは愛の確認。
枕をひしと抱き、潤んだ深碧の目で聞いてくる。
まるでその姿は捨てないでと乞う仔犬みたいで。

―誰に教わったんだか。

まぁ、きっと母親だろうな。
別に信用されていないわけじゃないんだと思う。
だが、心の片隅では本当は信用されてないんじゃないかなんて
不安に思ってしまう。
―まぁ、初めて人と寝るっていうならしょうがない反応か。
そんな事を思い、一をゆっくりと抱き締める。
「俺がこの世界で一番好きなのはお前だ、お前ただ一人だ。愛している。
こんな言葉を紡いでも信じてもらえねぇかも知れねぇが、俺はお前が俺の隣にいてくれればもう何も望まない。
俺にはお前以外の誰もいらないからな。
愛している、一。」
と言って優しく一を押し倒す。

「心配すんな。 うんと優しくして抱いてやる。」

あくまで優しくそれでいて甘く囁く。
一はただコクンと頷いた。恥じらいで紅くなる顔に 顔を近づける。
「一、目閉じろ。」
と言って一は言われた通りきゅっと目を瞑った。
一の、長い睫毛が俺の心を昂らせた。

―今まで抱いてきたどんな女よりも美しい。

彼の放つ妖艷な色香にあてられ、俺も自然と顔が火照る。
ちゅっと彼の閉ざされた瞼に口づけを落とせばほんのり紅くなる頬。
そんな一の表情に俺は嬉しくなった。
次は首筋、唇、手、そして柔らかな頬、全てのものに優しく口づけを落とした。

「歳三…さん。幸せ過ぎて…俺、死に、そ、うです…。」

顔に手をあてて 泣きながら言っていた。
顔に手をあてているから 表情こそは見えはしないが。
その言葉と共に俺の理性は砂漠の砂塵の如く崩れ去った。
「すまねぇ、一。
お前がそんなかわいい事言うから今日は優しく抱いてやれそうにねぇ。
煽るようなこと言うお前が悪いんだからな。」
「え?」

―そんな潤んでる目で此方を見るな。

「すまねぇな、もっと優しく抱いてやりたかったが、理性がもたねぇ。
かわいすぎる。
まぁ、上手いから安心しろ。
お前はただ感じるままに 感じればいいんだ。
気持ち良くしてやるよ。」
と俺の言葉が終わって 一が話だそうとするのを阻止して押し倒した。
さっきまでと違う深い口付けを繰り返していると
俺の背中に回された斎藤の手の力は口付けが深まっていくのに連れて強まっていった。
―まるで俺を強く必要としているかのように
待ち焦がれた挙げ句 やっと俺に与えられた一の感触。
癖になりそうなほどに甘く心地よいものだった。
今まで抑えてきた分、その理性は留まることを知らず一のパジャマを脱がす手は
自分でも驚くほど覚束なくてそれだけ自分に余裕がないのだと自覚する。
パジャマを半ば強引に脱がし、桃色の突起に舌を這わせた。
そうすると一は小さい喘ぎ声を上げて。
そのかわいい声をもっと聞きたくて何度も何度も舌で愛撫する。
その細やかな刺激で反応する一がかわいくて、もう我慢などできず、一の中心へと手を這わせた。
一の中心はさっきの刺激せいか熱を持っていた。

「好きです…歳三さん…。」

なんて恥ずかしそうな顔をしながら見てくるこいつに取り戻しかけた理性なんて手放すしかなかった。
俺は一自身を放置し、一の秘所へと指を滑らせた。
秘所に近づいた瞬間。
一の顔が何かに怯えたような表情になった。
「続けるぞ。」
なんて言うとまた恥ずかしそうな顔をしてこくりと頷いた。
自分の指を口に含み傷付けないようにゆっくりと挿入を始めた。
一の中は一本でさえキツくて最終的に自身が入るのかなんていう不安がでてきた。
だが、暫くするうちに少し余裕がでてきた。
更に二本目を挿入すると卑猥な音が聞こえ始め、一の顔が朱に染まっていった。
次に次にと本数を増やす度に最初は苦しそうだった一の声も今では熔けてしまいそうなほどの甘いものに変わっていた。
そんな甘い声に酔わされて俺は自身を一にあてがった。
さきほどまで解していた 余裕は今は何処にもなく 俺を受け入れるのにはまだキツかった。
挿入している最中の締め付けは達してしまいそうなほどの強い刺激だった。

「あぁ、あ、と、しぞう、さん…。」

俺の律動に合わせて 甘く、甲高くなる声に もっともっとと律動を激しくさせた。
一は一際大きな声を上げて果てた。
俺も一を追うようにして欲を吐き出した。
下を見ると顔を手で覆う一がいた。
「どうしたんだ?」
と聞いてやると
「こんな自分を歳三さんに見せたのが恥ずかしくて…恥ずかしくて、でもそれと同時に嬉しくて俺をもっと知って欲しいって…。」
そんなかわいい事を言う一を優しく抱き締めた。
「今日はずっと俺の隣にいてくれ。」
なんて言うと恥ずかしそうにしながらも嬉しそうに頷いた。
目が覚めた時、一は俺の腕に抱かれていた。
昨日の情事が夢でなかった事を肯定してくれたようで自然と笑みが零れる。

「いっぱい寝て大きくなれよ、一。」

と言って俺より一回り小さい一の髪に口付けを一つして俺は深い眠りについた。


ホテルを出て口論になった。


一は一人で帰ると言い張ったが 俺も送っていくと 意見を退かないでいると

「痛っ…。」

と言って腰を擦る一。
「俺のせいだから、俺に送らせろ。」
なんて言うと頬を紅く染めてゆっくり頷いた。
家まで送ってやると 一の母が待っていた。
軽く会釈を交わすと 一の母が此方に歩んでくると俺に耳打ちをし微笑みを浮かべ帰っていった。
一はその一部始終を見ており何て言われたんですか?
なんて聞かれたが そんな事は言えるはずがない。
こいつの母親には 俺は一生頭が上がらないだろうな、なんて思った。





有難うございました!
初R指定物!ぬるいです!無駄に長いです!
でも、また挑戦したいと思います。感想お待ちしています!

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