土斎 微エロ? 某幼児御菓子出てきます。(笑)




―歳三さん!これを食べると大きくなれるらしいですよ!!


大きくなりたい理由。


「おかえりなさい。歳三さん。」
笑顔で俺の帰りを待っていてくれる俺の妻。
「ただいま、一。」
俺が帰ってくると必ず抱きついてくる。
ぎゅう、ぎゅう。
「一、苦しい…。」
「あっ、すいません…。」
抱きつき方からして今日は一段と機嫌がよいみたいだ。
「学校で何かあったのか。」
俺と一は同じ学校に通ってるというか、俺は教師で一は生徒。
だからさっき妻と言ったが結婚してる訳ではない。
というかこの国ではできない。
同居しているだけだ。
そんな事を考えてると 一は顔を輝かせながら話した。
「聞いてください! 今日、総司から貰ったものなんですけど…」
といって押し入れから
おそらくクレーンゲームの景品なのだろう。
ビスコとでかでかと書かれたお菓子をとりだしてきた。
「総司が言ってたんですけど、このお菓子を食べると大きくなったり、強くなったりするらしいんです!
ほら、CMでもやってるじゃないですか!素晴らしいお菓子だと思いませんか!歳三さんもいります?」
と言って話す一に 否定の言葉など吹っ飛んでしまった。
こんなにもこいつが嬉しそうだから。
「そうか、良かったな。」

―天然って怖いなぁって思う。

一、それは幼児のお菓子だぞ。
そんな、謳い文句を信じるお前を社会に出したら・・・
ふるふると思考を振るい、こいつを絶対誰にもやらねぇと誓った。


―そうか、こいつ背のこと気にしてたのか。

「お前はなんで強くなったり、大きくなりたいと思うんだ?」
優しく、諭すように聞いてみる。
「…総司が言ってたんですけど。」


―やっぱり、あの馬鹿のせいか…。

「あいつが何言ってたんだ?」
「あ、あの…歳三さんが 俺がもう少し大きくないとキスするのが大変なんじゃないかって…。だから、だから…。」
恥ずかしそうに下を向く一。


―ったく、言ってくれるぜ。あの野郎。

まぁ、確かにそうだが。
「俺はお前の事が好きだからそんな事気にならねぇよ。」
と言ってお菓子を咀嚼している一に口づける。
口の中を貪るように 舌を侵入させ 歯列を舌でなぞる。
お菓子のせいか、元からなのか甘い感覚が俺を狂わせる。
「寝たら背なんて関係ねぇだろ。」
クスッと笑いながら今度は優しくキスをする。

「ごちそうさま。」

と言い放ち一から離れると 悲しそうな顔をする。


―そんな顔をするな。

「お前もまだ飯食ってないだろ。続きは飯の後だ。」
と言って一の髪をくしゃくしゃにする。
ほんのり顔を紅く染める俺の愛しい人。
「そんなものに頼んなくても俺はお前が好きだから。気にすんな。まぁ、背は伸びてくれた方が嬉しいけどな。」
と笑って言えば一もつられて笑って。

今夜は沢山可愛がってやろうと思った。



―翌朝帰ってきてみると、昨日より数段高くなったビスコを目にすることになった。

ビ○コを食べると強くなる!
石田散薬的な存在に使用としたんですが・・・。
失敗・・・。
もう一回このネタ使うかも・・・。
しつこくってごめんね〜!
てか微エロとか言ってスイマセン。
ぬるい初微エロでしたー。

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