学パロ 土斎+沖 シリアス




――狂々と乱れ散っていく。


狂々廻るは輪廻の如く.


午前零時。
コンビニから帰ってきて、
さっき買ってきたカップラーメンを頬張りながら
ソファーに腰掛けていると電話がなった。
―誰だ、こんな時間に。
しかし、俺の性分上
気づいている限り電話に 出ないのは気がひけた。
仕方なく俺は、鳴り止まない電話にでるため、受話器を上げた。
「―はい、斎と
『おい、総司か。こんな遅くにすまねぇな。悪いが今すぐ俺の部屋に来い』
あっ、あっ俺は斎藤なん
『部屋はわかってるよな。公園の真正面のマンションの五階だ。』
「あっあの、、、。」
『―ブチッ。』
―切られてしまった。
はぁ。
自分からかけてきた癖に
名乗りもしないで
しかも自分から勝手に電話をきるなんてなんて非常識な輩だ、、、。
と今掛けてきた人物に聞こえるはずもない愚痴を言う。
しかし今の声はどこかで 聞いたことがあるような、、、。
それとさっき総司って言ってたような、、、。
しばらく考えていると 2つが何か絡み合った気がした。
今の声の主は古典の土方先生ではないだろうか?
あの独特の低いハスキーボイス。
そんなにいないだろう。
しかし彼だとしたら彼には例の薬の売買があるため
携帯のメアドと電話番号を教えてあるはずなのだが―。
―何故に家電?
今の時代よっぽどじゃないと家電なんて使わないだろう。
家電じゃないと駄目な用事だったのだろうか?
家電の事も引っ掛かったがもう1つ引っ掛かったことがあった。
―総司という名前のことである。
あれは俺とクラスが同じ沖田総司の事を指していたのだろうか。
沖田総司はいわゆる
何処の学年に問わず広く知られている人物である。
成績優秀。容姿端麗。文武両道。とにかく目立つ男だった。
テストはどの教科も満点に近い点数をいつもとっていると聞いている。
―まぁ、古典以外はだが。
俺は沖田総司についての簡単な情報を頭の中に羅列させた。
―しかし、あれは沖田総司を指していたのだろうか。
総司と言っても沢山いる。宗治、相二、宗次、、、。
勝手に沖田総司と決めつけるのはどうだろうか?
だが、あの土方先生からの電話だとその可能性は格段に高くなる。
―しかし、何故こんな時間に―。
しかも、総司といった時点で間違い電話ということにも気づいてたはずなのに
―気づくと俺はひたすら 夜の道を走っていた。
何故俺は走っているのだろうか?
土方先生とも決まっていないのに。
何故総司のために走っているのだろうか?
いや、総司のためではなく
これは自分の自分の心の中のもやもやを消し去るためなのかもしれない。
何故かわからないが 俺は心が痛み、
しかし体が動きを止めようとしなかった。
さっきの電話でいってた公園が見えてきた。
―の正面の五階っと。
―そういえば、あれが土方先生じゃなかったらどうしよう。
三階位まで登ってそんなことを思った。
なんで今まで気付かなかったんだろう。
その前に俺はどうしてここまで来てしまったのだろう。
何故だろう。そんなことを思ってると頬を涙が伝った。
とめどなく溢れる涙を 拭っていると上から足音がした。
『総司か。早く来い。』
さっきの電話と同じハスキーボイス。そして総司と言う名の人。
土方先生、、、?
俺はたった今確信した。
はっとして涙を拭い
その人物が階下に降りようとしていたので
俺もその人物と共に階下へと見つからないように下がっていった。
「総司、いるんだろ。 今日は俺が悪かったよ。
確かに俺は最近斎藤とよく話すがそんな嫉妬しなくたっていいだろ?」
あっ、やはり。
上の階にいるのは土方先生。
というか、総司が俺に嫉妬する理由そんなもの俺は持ち合わせた覚えがない。
更に近づいてくる足音。
「だが、総司。 俺はお前のこと…
好きだが残念ながら 今は斎藤の方が…」
最後の方が聞き取れなかった。
すると不意に肩に手を置かれひくっと動く。
後ろを向くと…
「総司…?」
そこにはいつものように 笑みを繕えないでいる総司がいた。
「一君って凄く悪趣味なんだね。
僕の別れ話を立ち聞きしちゃうなんてさ。
なんていうか、ひきょう。」
そんな総司の言葉が聞こえたのか、土方先生が階下まで降りてきた。
「総司…って斎藤!」
一瞬にしてこの空気の分けが分かった。
この場にいてはいけない。本能がそう悟った。
後ろに下がろうとするとそれを総司の手がさえぎる。
総司が口が少しだけ吊り上がった、そんな気がした。


どろどろ浮気話。
8chのお昼のテレビでやってそうな奴を
かいていけたらいいなって思ってます!(笑)
恐らく続きます。

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